ドライヤーと乾かし方
自然乾燥とドライヤー
男性の方は特に、ドライヤーを使わずタオルで髪の毛を拭いて自然乾燥に任せる、という入浴後の姿が頻繁に見られます。
ドライヤーは髪の毛に悪く、自然乾燥こそ髪の毛に良い乾かし方だ、と考えているのなら今すぐ乾かし方を見直しましょう。
自然乾燥はしばらく髪の毛が乾かないため、その間に細菌の繁殖を招いてしまいます。
育毛における頭皮ケアでは、頭皮を清潔に保つことがまず大切です。
自然乾燥に頼っている方は知らぬ間に頭皮環境を不潔な状態にしかねないため、面倒でもドライヤーで乾かすようにしましょう。
また、髪の毛を外部の刺激から守るキューティクルは、自然乾燥に頼っているとどんどん失われていきます。
これも、抜け毛予防に正しくドライヤーを使うことが推奨されている理由の1つです。
ドライヤーとの距離
ドライヤーは髪の毛のすぐ近くで使うのではなく、少し離して熱風を当てましょう。
頭皮とドライヤーの距離が約20cmを目安とし、この距離を意識して髪の毛にドライヤーをかけていくと熱によるダメージを最小限に抑えられます。
この距離を無視してドライヤーを使用していると、20代から徐々に髪の毛から潤いが失われていき、育毛剤に配合される成分でも対処し難いパサパサした髪の毛になりかねません。
抜け毛予防を20代から行うことで、またドライヤーの正しい使い方を知っておくことで、将来育毛剤ばかりに頼らなくてもよくなります。
最後は冷風で
温風で髪の毛を乾かしたら、最後に冷風を当てましょう。
ドライヤーの多くは冷風機能を搭載しており、切り替えるだけで温風と冷風を使い分けられます。仕上げに冷風を当てると、髪の毛を守るキューティクルを引き締めるため、潤いのある髪の毛に近づけます。
また、ドライヤーの温風で熱を持った髪の毛を冷やす効果もあるため、温風と冷風は1セットだと考えておきましょう。
ドライヤーと注意点
全て乾かさない
ほんの少ししっとりとした仕上がりが、入浴後のドライヤーの理想的な当て方です。
全く乾かさないのも問題ですが、ドライヤーで全てを乾かしてしまうと今度はパサパサした乾燥髪になってしまうため、結局潤いのない髪の毛が出来上がります。
髪の毛の潤いは育毛剤でも治療しづらく、何らかの成分を塗布しても回復は難しいのです。
年を経て髪の毛が乾燥している方の中には、入浴後適当に乾かしていた方も珍しくありません。
ドライヤーと抜け毛
ドライヤーをかけていると、抜け毛が気になるかもしれませんが、それはドライヤーの副作用によるものではありません。
ドライヤーが原因ではなく、入浴中すでに抜けた髪の毛が頭皮に残っていたり、それ以前に抜け毛となっていた髪の毛がドライヤーの風で飛ばされていることが大半です。
また、ドライヤーの風により生じる抜け毛がないわけではありませんが、それでも自然乾燥よりは綺麗な頭皮を保てるためメリットが大きいのです。
後頭部から乾かしていく
襟足の長い方は特に、後頭部からドライヤーを当てていきましょう。
後頭部は他の部位に比べて乾きづらく、最初に当てておくことで全体のバランスを整えます。順番としては、後頭部から徐々に前にドライヤーの照準をずらしていくことで、ムラのない仕上がりになります。
我が家ではパナソニックのナノイードライヤーを使っています。4.5年前に購入し、約15,000円でドライヤーとしてはとても効果に感じましたがスカルプモードがあるので髪に優しくておススメです。
温度を比較するとホット時125℃(ドライ・室温30℃の時)、スカルプモード時60℃(室温30℃の時)なのですぐに違いが判ると思います。
ブラシはラストに
髪の毛をブラッシングする場合は、髪の毛が乾燥したことを確認してから行いましょう。
ブラッシングは一見髪の毛を綺麗に整えますが、下手に使うと髪の毛をいたずらに傷つける原因となります。
生乾きの状態でブラシを使っても逆効果のため、余裕を持ってドライヤーからブラッシングまで繋げることが大切です。
育毛剤は最後に
育毛剤を使用されている方は、冷風を当てた後に塗布しましょう。
他のタイミングで使用すると副作用があるわけではありませんが、効果は薄れてしまいます。
程よくサラッとした状態が、最も育毛剤の馴染むタイミングとなるのです。
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