抜け毛予防の原因と見分け方
20代から薄毛や抜け毛が進行している人は、何よりもまずその原因を探さないといけません。
髪の毛のボリュームは一定周期によって変わってくるものであるため、数ヵ月前までは健康的な髪の毛だったのにいきなり髪の毛の状態が悪くなってしまうこともあります。
特に、20代の抜け毛の原因に関しては下記の三つに注意が必要です。
- 男性ホルモン
- 仕事の疲れやストレス
- 睡眠不足
上記のうち、体質によって生じる薄毛や抜け毛の症状は男性ホルモンによるものだけです。
それ以外の症状に関しては、基本的に専門的な治療をしなくても育毛剤などで改善できると考えて間違いありません。
では、具体的にどうやって原因や症状を見分ければ良いのでしょうか。
男性ホルモンを原因として脱毛症が進行している場合には、その進行度を示す明確な基準が準備されています。
特に、日本人に対しては二つの基準があります。
- ハミルトンノーウッド分類
- 高島分類
男性ホルモンを原因とする薄毛の症状には、全ての症状で9つのステージが存在すると考えられています。
そこで、進行状況によってそれぞれのステージを分けることができるように基準が設けられたわけです。
例えば、症状が軽いⅠ型と呼ばれるステージでは生え際が少し後退してM字状の抜け毛が頭皮に確認できるようになります。
これが最終ステージまで進むと、後頭部と側頭部の髪の毛を少し残してほぼ全ての髪の毛が抜け落ちてしまいます。
こうした分類は、イメージ図を使った分類表を確認することで素人でも頭皮の状況を確認できます。
しかも、ハミルトンノーウッド分類には日本人用に改良した高島分類と呼ばれる方法も提案されています。
男性ホルモンによる脱毛症は世界的な問題であり、欧米人のサンプルを元に提唱されたのがハミルトンノーウッド分類です。
一方で、日本人は欧米人よりも頭頂部の薄毛の進行が顕著に見られることから、ハミルトンノーウッド分類を日本人専用に改良する必要がありました。
これが、高島分類です。
この簡単な二つの分類法を知っておけば、先天的な症状かそうではないかを確認できるでしょう。
育毛剤で原因に対処しよう
薄毛や抜け毛の原因がわかれば、育毛剤の対処は非常に簡単です。
男性ホルモンが原因であった場合には、クリニックに行って頭皮の状況を見てもらい専用の薬を処方してもらって治療を進めていくことがベストです。
そうではなく、他に原因のあるケースでは副作用のある専門の薬を使わなくても、市場で入手できる育毛剤を使って抜け毛予防をしていくことが可能です。
- 栄養剤
- 血行促進剤
育毛剤を分類すると、上の二つに分けることができます。
理想は、上記二つの成分が一緒に含まれている育毛剤を探すことです。
育毛剤を使って足りなくなった栄養を補充できたとしても、肝心のその栄養分が頭皮まで届いていないのでは使う意味がありません。
では、頭皮へ栄養を最大限に送るためにはどうすれば良いのでしょうか。これは、血液の状況を変えるしかありません。
体内に吸収された栄養は、血液の流れに乗って身体を巡ります。
実際に、専門の治療を行う際にも育毛用の薬と脱毛を抑えるための薬は分けて使っています。
育毛用の薬には、専門的な成分としてミノキシジルという成分が含まれています。
ミノキシジルには、血行を促進させる作用があり結果的にそれが発毛作用にも繋がるということが医学的に証明されています。
ですから、市販の育毛剤を購入する際にもミノキシジルのように血液の流れを良好にする成分が含まれている方が好ましいことがわかります。
幸い、市場で入手できる血行促進の育毛剤には、ミノキシジルのような副作用はほとんどありません。
栄養を摂取することとそれを最大限に利用することは分けて考える必要があるため、自力で改善する際にも忘れないようにしておきましょう。
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